top of page

息の無駄遣い③

  • 執筆者の写真: Music School AMBER
    Music School AMBER
  • 2020年8月25日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年9月12日

こんにちは。

Music School AMBERのまつもとあきこです。


ひとフレーズだけ取り上げて練習すれば出来るのに、続けて吹くとだんだん苦しくなることもありますね。


今回はこんなところの練習を考えてみます。



苦しいフレーズが続く時の息の使い方を考える


前回一息で吹きたいフレーズが何拍分かをみて、それと同じ長さのロングトーンの息の使い方からコントロールを考えました。今度はその連続になります。


例えば…


4小節 v 4小節 v 8小節


となっていたとします。


拍数にすると

16拍 v 16拍 v 32拍


なので、そもそもこの長さのロングトーンができるのか確認していきます。

楽譜に目を奪われていると知らず知らずのうちにブレスのコントロールがおろそかになりやすいので、単純に必要な長さの音を伸ばすだけの息が保てるように練習していきます。


まずは音量なども抑えてこの長さの息を持たせることに注力してみましょう。

   ↓

できたら、音の最後まで美しい音で。

   ↓

もっとできそうなら、豊かな響きの音で。

音数を増やす


ロングトーンでできるようでしたら次はだんだん音の長さを短くして音数を増やしていきます。

ブレスをするタイミングは変えません。



16拍 v 16拍 v 32拍

   ↓

8拍 8拍 v 8拍 8拍 v 8拍 8拍 8拍 8拍

   ↓

4拍 4拍 4拍 4拍 v 4拍 4拍 4拍 4拍 v 4拍 4拍 4拍 4拍4拍 4拍 4拍 4拍

   ↓

           .

           .

           .


苦しくなりませんか?

ロングトーンの時と変わらずブレスをコントロールできていますか?


もし音数が増えるにつれて苦しくなるようでしたら、タンギングに余計に息を使っているかもしれません。


タンギングは舌でさえぎって息を出すことで、音の始めにはっきりとした輪郭をつけています。ロングトーンで伸ばしている時よりもタンギングを複数回した時の方が息が多く押し出されていってしまいやすいなと感じています。

ですから、タンギングはさりげなく、あまり強くしない方がいいと思いました。


リズム通りに


次はロングトーンした音のみで楽譜のリズムとアーティキュレーションを楽譜通りにしてみてください。使う音は一つです。

ブレスの位置は変えません。

一つの音で練習する理由は息遣いに集中するためです。


音の高低、運指や楽器が不安定になることなど様々なことを心配している時、無意識に息を多く使ってしまいやすいので、問題をブレスのコントロールとタンギングだけに絞って練習できると思います。


これができるようでしたら…


最後に楽譜通りに吹いてみましょう。


うまくいきましたか?


ree

コメント


©2020 by Music School AMBER

bottom of page