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はじめてのフルート~困ること2~    

  • 執筆者の写真: Music School AMBER
    Music School AMBER
  • 1月17日
  • 読了時間: 4分

更新日:1月25日

楽器を構えた時に困ること

こんにちは

Music School AMBERのまつもとあきこです。


前回はフルートの持ち方のうち主に手についてでした。

今回は腕について考えたいと思います。





楽器を持ってるはずなのに

私たちは楽器を持って演奏するのですが、気がつくとまるで楽器にしがみついているかのように腕や肩、首を固くしてしまいます。

とても当たり前ですが、楽器を持っているのは自分であると意識してみると少しずつ体の無駄な力みから解放されることがあります。


困ること①

【左腕のかまえ方】

フルートは楽器の中でも小さいので体格差はあまり影響はしない方だとは思いますが、やはり手足の長い人、大きな体の人の方が楽に楽器を構えているなと感じます。


ただ体格の大小にかかわらず、左腕のかまえ方がうまくいくと楽器が安定する持ち方になると思います。

左手の指が軽く曲がった状態でキーに届くためには、左の手首が伸びないように気を付けると人差し指の根元で楽器を安定させる持ち方になります。

しかし構えたときは良くても、演奏しながらだんだん手首が伸びてしまうことがあるので、鏡などで確認できるといいですね。


また左人差し指で必要以上の力でキーを押すと、人差し指付け根のところが滑って位置がずれてしまうことはありませんか?

いいフォームや形を見つけたら今度はそこからずれてしまわないように気をつけましょう。

渾身の力を込めて押さえなくてもキーの穴はふさがります。(正しく調整されていれば)

力を入れなくても大丈夫ですよ!

(これは私自身への言葉かも…)

そしてゆっくりと自分の指や腕の感覚を意識しながら練習してください。

ずれないために固めるのではないということをいつも覚えておくといいですね。



困ること②

【右腕のかまえ方】

右は左腕よりは自然な腕の形のまま楽器を持てると思います。

脇を開いて胸を横から圧迫しないように。

肩の力を抜いて楽に腕を右側へ長く伸ばすようにしてからひじを曲げて楽器を持てるといいですね。

先ほどの左腕と同様、いい形で持てたら固めないでくださいね。

バランスで持つように。


困ること③

【腕の長さ】

  1. フルートを持ったつもりで空中で構えてみてください。

    (この時のことを仮にエアーフルートと呼びましょう)

  2. その様子を写真で撮ってもらったり、人に見てもらってください。

  3. 今度はフルートを持ってみましょう。

    →先ほどと同じ手の幅、腕の伸ばし具合で持っているでしょうか?


実際フルートを持った時とエアーフルートの時で差がありましたか?

差があった場合はどのように違いましたか?


もしエアーフルートの時のフルートが小さくなっていたら、あなたの感覚は実際のフルートを小さいと思っているのかもしれません。

そうすると腕を曲げて小さなフルートを構えるための腕にしてしまうでしょう。

ほかにも左手は顔に近く、右手はとても遠いなど、フルートのキーのないところに手がいっている方もいるかもしれません。


フルートの大きさや自分の腕の長さを正しくとらえているか考えてみるのもいいかもしれません。

自分の思い込みと実際が違っていたら、思い込みの方に体は合わせようとするもの。

しなくていい無理をしてしまいがちなので、思い込みと実際をすり合わせられるといいですね。


困ること④

【首はどこを向けばいいのか】

エアーフルートをした時、頭(口)の位置がちゃんと頭部管のリッププレートのところに来ているでしょうか?

首の向く方向も大切です。

フルートを構える時は自分の左斜め前を見るように首を振ります。

そこにフルートのリッププレートが来るように持てていれば大丈夫。

首はあまりひねると呼吸を妨げますから、そんなに横を向くわけではありません。

左に45度くらい。


なので、腕は体から右前の方に離すことになります。

体にぴったりつけないように。

今は動画で多くの演奏家の様子を見ることができますので、姿勢や腕の様子、顔の向き、首の傾げ方などよく観察してみるといいかもしれません。


教室ではあなたの体や状況に合わせて、ベストな持ち方、姿勢になるよう一緒に見つけていきますので、どうぞお気軽にご相談ください。


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